« 茶葉からセシウムが検出された問題 | トップページ | テレビの時代劇と相棒 »

2011年8月26日 (金)

128億の巨額システムが役立たず

このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去ネタなので宜しく。

今回の福島第一原発の様な事故が起こった際に、放射性物質の拡散予測をする為の切り札として開発された「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」と言う、長ったらしい名前のシステムが、役立たずだった事が18日、明らかになった。
このシステムに巨額の公費を投じながら、緊急時に全く使い物にならない事や、海外の同様システムが公表するデータとの誤差が大きく、その信憑性にも疑問符が付く。

この「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」と言う長ったらしい名前のシステムは、「SPEEDI」と言う別名が付いているのだが「何処がスピーディーやねん」と言う事でSPEEDIとは言わず、糞の役にも立たないシステムだから「糞システム」と略称する。
この糞システムは、原子力安全委員会が原子力施設の防災活動を定めた「防災指針」関連の中で、「大気中に放出された放射性物質の拡散の状況と、予測放射線量を迅速に計算して、国及び地方公共団体の防災対策に寄与する」との立派な位置付け。

しかし、福島第一原発事故で、放射性物質拡散の試算結果を公表したのは、3月23日と4月11日の2回のみ。
それも、将来の予測とは程遠く、放射性物質が拡散した後の実測値を基に、既に放出された量と分布を試算すると言う「後出しジャンケン」状態だったのである。
この糞システムの呆れ果てた結果に、班目(まだらめ)春樹安全委員長は「今回の様な場合には使えない」と、情報不足の場合にはシステムが機能しない事を語った。
この糞システムは、正確な拡散予測は出来なかったのだが、仮定の条件に基づいた試算を行い、ある程度、正確な拡散傾向は提示していたと言う。

班目委員長は3月23日に試算結果を公表した際、「こんな事を発表すると、却って社会的混乱を引き起こすのでは。ためらう所が有った」と述べた。
また、原発事故の国際評価尺度(INES)を「レベル7」に引き上げる根拠となった放射性物質の放出量の推計にも、この糞システムが使われたが、安全委員会は情報開示を渋ったらしい。
欧州の気象庁等は、福島第一原発からの放射性物質の拡散を独自に分析して予測、そしてウェブサイトで公開している事を考えれば、情報不足と言うのは単なる言い訳に過ぎず、拡散予測等の情報公開に付いても、糞システムだけで無く、安全委員会も役立たずと言う事を露呈した訳だ。

こんな「愚にも付かない」組織の安全委員会が主導している糞システムは、開発が始まって30年以上で、開発・運用費の総額は何と「約128億円」に上り、本年度も約7億7000万円の予算を計上しているのだ。
関西風に言えば「128億円でっせ128億円、128円置くのと、ちゃうんやで!」の128億円(笑)。って笑い事では無いけどね。
こんな役立たずの糞システムに128億円もの大金を投じるなんざ、馬鹿げているとしか言い様が無いな。

糞システムもアレなんだけど、糞みたいなシステムを運用している安全委員会も、どうせ天下りだの何だので、人件費が莫大掛かっているのだろう、ファッキュー。
日本の糞システムやら糞委員会に巨額の費用を掛けるよりも、いっそ海外の放射性物質拡散予測システムに委託した方が、正確なデータが出せて、尚且つ、安上がりで済むんじゃない?。
しかし、既に巨額の費用を投じている訳だから、ここで止めたら今まで掛けたカネをドブに捨てる事になるから勿体無いので、涙目だか班目だか知らないが、安全委員長は見苦しい言い訳ばかりしてないで、この糞システムを何とかしろよ、そうすれば糞システムと言わずに「SPEEDI」と正しく呼んであげるからさ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

« 茶葉からセシウムが検出された問題 | トップページ | テレビの時代劇と相棒 »

福島第一原発事故」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1547278/41365451

この記事へのトラックバック一覧です: 128億の巨額システムが役立たず:

« 茶葉からセシウムが検出された問題 | トップページ | テレビの時代劇と相棒 »