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2011年9月29日 (木)

マスコミの記者クラブ制度

このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去ネタなので宜しく。

今回のお題は「マスコミ」関連と言う事で、「記者クラブ制度」ってのが有る訳だが、それらに付いて書くとする。
「記者クラブ制度」とは、記者クラブに加盟しているテレビや新聞社の記者が、担当する官公庁や公社等の記者クラブ向けの会見場に通い、広報担当者の発表を聞き、そのプレスリリースを元にして報道する事である。

マスコミ業界でよく言う「夜討ち朝駆け」とは違い、記者クラブ制度は楽なもので、特別な場合は別として、殆んど決まった時間に会見場に行けば何も苦労せず、ネタ(プレスリリース)が手に入る訳だ。
しかし、単なる記者クラブ発表と言う貰った情報の垂れ流しで、何処の新聞社等も殆んど横並びであり、新鮮味に欠ける。
当然の如く、汗水垂らさず楽して良い情報は得られない訳で、読者の胸が踊るようなスクープは少ない。

記者クラブに所属していない雑誌等の方が、自らの足で稼いだ分、面白いネタが多く、読みごたえがあるのは、記者クラブの存在と無関係では無いだろう。
記者クラブは、官公庁からすれば、プレスリリースの通りに報道してくれる記者は、非常に有り難く扱い易い存在である。
そして、半ば「飼い犬状態」のマスコミを利用して、自らに都合の悪い情報は流さず、自らに都合の良い方向に導こうとする訳だ。

記者クラブと言うネタ元からの一方的な情報リークを垂れ流すだけなのに、一丁前のジャーナリスト気取りで、悦に入っている奴が多い訳だ。
こんな記者クラブ制度が無くならないのは、ネタ元と取材する側との「ズブズブ」と言うか「ナアナア」と言うか「グダグダ」な癒着関係がある訳だ。
だから、仲良しクラブ状態の記者クラブを廃止しようとすれば、協力して潰そうとする。

癒着と言えば、記者クラブに限らず、取材対象者との距離感も曖昧な訳で、例えば政治記者が取材で政治家のパーティーに行き、パーティーの食事をタッパーに入れて持ち帰る記者も居る(笑)。
これは取材対象者から物を貰う行為であり、恥ずかしげも無く、こんな事をしていて、まともな記事が書けるのだろうか?。と、感じる訳だ。

当ブログ・ネッタイムスのエントリでも扱った、消しゴム版画家でコラムニストの「ナンシー関」なんだがね。
ナンシー関は、著名人に関する毒舌と言うか、辛口コラムを書いていた訳で、ネタにされる者からしたら、ナンシー関への賄賂と言えば大袈裟だが、食事でも御馳走して自らの事を穏便に書いて欲しい。と、考える者も居たらしい。

しかし、である。ナンシー関は、コラムの対象者になりそうな人物からの食事の誘いは一切、断っていたと言う。
理由は簡単である。物を奢って貰ったら、その人に関する辛口コラムが書けなくなるからだ。
それに親しくなれば情が湧いて、書きたい事も書けなくなるって事も有るだろうしね。

まぁ、仮に親しくなっても書く時には書くんだろうけどね(笑)。
プロ根性と言うか何と言うか、ナンシー関の仕事に対しての姿勢と言うか、食事をタッパーに入れて持ち帰る記者連中は、ナンシー関の「爪の垢でも煎じて飲め」って感じだわな。
あっ、もうナンシー関は、この世には居ないから、無理だけどね。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

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