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2011年9月 9日 (金)

癲癇(てんかん)発作と自動車事故

このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去ネタなので時期や状況が違うのだが、宜しく。

栃木県鹿沼市樅山町の国道293号で18日朝、集団登校中の同市立北押原小学校の児童6人がクレーン車に跳ねられ死亡した事故で、自動車運転過失傷害容疑で逮捕された同県日光市大沢町、運転手柴田将人容疑者が、栃木県警の調べに対し、「持病の発作を抑える薬を飲み忘れていた」と供述している事が19日、捜査関係者への取材で判った。
県警は事故原因との関連に付いて、裏付け捜査を進めている。
捜査関係者によると柴田容疑者は、「癲癇(てんかん)の持病があるが、この日は発作を抑える薬を飲み忘れていた」と供述。
また、事故直前にハンドルに突っ伏し事故後も、しばらく車内で動かないでいる姿が目撃されており、県警は発作を起こし、意識を失っていた可能性もあると見ている。

また、三重県四日市市で昨年12月、踏切待ちをしていた自転車の男性2人に乗用車で追突され、電車に跳ねられた2人を死亡させたとして、自動車運転過失致死傷罪で起訴された同市羽津中1、歯科医師・池田哲被告の弁護側が無罪を主張する方針である事が19日分かった。
池田被告は昨年12月30日午後1時半頃、乗用車を運転中に癲癇(てんかん)で意識を失い、同市羽津町の近鉄名古屋線踏切で自転車3台に追突、3人を死傷させた。
津地検四日市支部は今年1月、被告には突然意識を失う発作(癲癇)があり、車の運転を控える注意義務があった等と起訴した。

これに対し弁護側は(1)医師の指示通り薬を服用していた、(2)医師から車の運転を控えるよう指導されていなかった、(3)発作を予見する事は不可能と主張、「注意義務自体が無く刑事責任は問えない」と全面的に争う姿勢だ。
池田被告の弁護士は「2人が亡くなった重大な事故だが、罪は成立せず無罪だ。どう言う条件が揃えば、癲癇(てんかん)患者は運転を控えるべきなのか、法廷で問いたい」と話している。
この四日市の事故で、癲癇(てんかん)持ち被告の弁護士が「発作を予測する事は不可能」と主張しているのだが、逆に言えば、何時、発作が起きるのか判らない状態なのだから、自動車運転する方がおかしいのでは?、と思うね。

昔は癲癇(てんかん)持ちは運転免許証を持てず、当然として自動車を運転する事は禁止されていたのだが、2002年6月に道路交通法が改正され、現在は公安委員会の検査や、医師の診断書が有れば、癲癇(てんかん)持ちも運転免許証を持てる様になり、自動車の運転を出来る様になった訳だ。
今回の様に癲癇(てんかん)持ちの自動車事故が重なったとあれば、法改正に付いて見直しが必要なのではないか?。
因みに、今回のクレーン車の事故もそうだし、四日市の事故もそうなのだが、テレビや新聞の多くが癲癇(てんかん)とは言わずに「発作が起こる持病」と表現しているのだが、これは癲癇(てんかん)が放送禁止用語になったからだろうね。
以前は、癲癇(てんかん)と普通に表現していたのだが、何でもかんでも放送禁止用語にするのは如何なものかと思うね。
放送禁止用語に付いては放送禁止用語は大人の事情・その1その2にも書いているので、読んでみて下され。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

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