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2011年10月31日 (月)

福島第一原発は東電が招いた事故

このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去ネタなので時期や状況が違うのだが、宜しく。

先日、原発事故の賠償支援法案が閣議決定した訳だが、この法案を目にして、おいおい、これじゃ東京電力の損害賠償を国民に負担させるだけで、実質的に東電を支援する為の法案じゃろうが?、どうなんなら政府、おう。と、近所の爺さんが、仁義なき戦いに出て来る菅原文太の広島弁の様に、憤りながら言うとりました。
更に、そもそもでぇ、今回の原発事故も、清水とか言う社長が、コスト削減がどうのこうの言うとったけぇ、起こったんじゃろうが、おどれらが安全を軽視しとったけぇ、起こったんじゃろうが、この落とし前をどう付けるんなら、おう。と、近所の爺さんが、ドスの利いた広島弁で言うとりました。

まぁ、あれじゃけん。と言うか、まぁ、あれだ。今回の原発事故は東電の人災とは、よく言われている訳だが産経新聞の記事に興味深いインタビューが掲載されているので、以下に抜粋する。

東京電力の福島第一原発事故を巡り、産経新聞のインタビューに応じた国際原子力機関(IAEA)元事務次長でスイスの原子力工学専門家、ブルーノ・ペロードとの一問一答は次の通り。

福島第一原子力発電所事故で、日本政府がIAEAに事故に関する調査報告書を提出したが?
ペロード「私は事故後の対応に付いて日本政府や東電を批判するつもりは無いが、両者が事故前に対策を取らなかった事は深刻だ。特に、東電の不作為は殆んど犯罪的だ」

何故、そう思うのか?
ペロード「福島第一原発の米ゼネラル・エレクトリック(GE)製沸騰水型原子炉マーク1型は圧力容器と格納容器が近接しており、水素ガスが発生すれば圧力が急激に高まる危険性が1970年代から指摘されていた。
福島で原発の建屋はクリスマスプレゼントの箱の様に簡単に壊れたが、スイスでは90年代に格納容器も建屋も二重する等、水素ガス爆発防止策を強化した」

東電はどうしたのか?
ペロード「当時、スイスで原発コンサルティング会社を経営していた私はこの作業に関わっており、マーク1型を使用する日本にも役立つと考えた。
1992年頃、東電を訪れ、(1)格納容器と建屋の強化(2)電源と水源の多様化(3)水素再結合器の設置(4)排気口へのフィルター設置を提案した」

対策費は?
ペロード「非常用の送電線は2千〜3千ドル。排気口のフィルターは放射性物質を水で吸着する仕組みで電源を必要とせず、放射性物質の拡散を100分の1に減らせる。
今回の震災でも放射性物質の拡散を心配せずに建屋内の水素ガスを排出できた筈だ。費用は300万〜500万ドルで済む」

東電の対応は?
ペロード「東電は巨大で、全てをを知っていると思い込んでいた。神様の様に尊大に振舞った。東電が原子力安全規制当局に提出していた資料には不正が加えられていた。これは東電が招いた事故だ」

以上が産経新聞に掲載されたインタビュー記事なのだが、東電の危機管理に関する認識が知れる内容。
事故は必ず起きると言う考え方こそが危機管理なのに、それを軽視して想定外と言うのだから呆れるばかり。
想定範囲を狭くする事で、何事も想定外に出来る訳で、想定外とは便利な言葉なのだと、改めて感じるね。
まぁ、東京電力と言う会社の程度はこんなもんでしょ?、東京電力の女性新入社員の話でも書いたのだが、新入社員のレベルもこの程度。
「類は友を呼ぶ」と言う言葉もあるが、これが東電の姿じゃ。と、近所の爺さんも呆れて言うとりました。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

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