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2011年10月 8日 (土)

大震災と原発事故の被災地取材

このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去ネタなので時期や状況が違うのだが、宜しく。

東日本大震災と福島第一原発事故による被災地の状況や、被災者の姿を伝え様として、多くのマスコミが現地入りしている。
取材陣の中には、避難所の取材で被災者に顰蹙を買っている取材クルーも居る様なのだが、アレは何とかならないもんかね。
避難所の中や外で、煌々と明かりを付けてレポートしていたり、被災者が休んでいる避難所の中で、マスコミがウロウロしていたら、プライバシーも糞も無いし、第一、落ち着いて休息出来ないだろう。
そんな状況なので、一部のマスコミと被災者の間で、トラブルも有ったりするらしいのだが、まぁ、そのトラブルの話は一先ず置いといて、今回はトラブル以外の被災地取材に付いて書くとする。

「不肖・宮嶋」ことカメラマンの宮嶋茂樹も東日本大震災の被災地を取材している一人。
そんな不肖・宮嶋が産経新聞で「情けないアリバイ工作取材」と言うタイトルのコラムを書いている。
以下は宮嶋のコラムから抜粋。

有名ジャーナリストやキャスターと称する方々は、TVクルーをぞろぞろ引き連れてやってきて、被災地や避難所の何ヵ所かをサラッと流して、サッと東京へ帰っていって…この千年に1度あるかないかの大惨事を日帰りや1泊2日ぐらいで取材できるほど優秀なジャーナリストでいらっしゃるんやろうけど、カメラの前でポーズつけるんは政治家だけで十分や。
そういうのを業界用語でアリバイ工作取材という。または一般に売名行為という。そんなに急いで現場見たいんやったら、福島第一原発入ってみたらどないや。

以上が宮嶋のコラムなのだが、アリバイ工作取材を批判している訳だ。
これは産経新聞の「40×40」と言うコーナーで、宮嶋がレギュラーで書いているものからの抜粋なのだが、宮嶋は「40×40」で結構、面白い話を書いている。
読売テレビの「たかじん委員会」に出演した時も、このコラムを書いている乗りで喋ったら面白いと思うのだが、宮嶋は他の出演者に遠慮しているのか知らないが、大人しいのでイマイチだったな。
因みに、宮嶋の通称である「不肖・宮嶋」の名付け親は、コラムニストの勝谷誠彦なのだが、その勝谷は名前を付けただけで無く「宮嶋は自分の文章から書き方を学んだ」と自画自賛している。

そんな勝谷は被災地取材に付いて、「大マスコミやジャーナリストは、現地に行って取材して来い」と述べており、特に福島第一原発への現地取材をしろと言っているのだが、「お前が行けよ」と勝谷にツッコミを入れた人も多いのではないか?(笑)。
そんな声が勝谷に届いたのかどうかは不明だが、勝谷本人は何故か茨城県と思い込んでいる福島県いわき市に取材に行っている。
いわき市で勝谷は、大マスコミやジャーナリストが出来ない様な取材したのかと言えば、勝谷が「たかじん委員会」に出演した際の取材写真を見た限りでは、単に瓦礫と一緒に記念写真を撮っただけの、お粗末なものだったな(笑)。

福島第一原発の取材では、事故発生から約1ヶ月半後の4月22日に、原発敷地内の様子を撮影した映像を、原子力委員会専門委員で、「独立総合研究所」の青山繁晴が明らかにしている。
青山が車内から撮影した映像には、4号機タービン建屋の1階部分の壁が大きく壊れ、中の設備が剥き出しになった様子が映し出されている。
周辺には、地面に突き刺さった状態の自動車や、ぐにゃぐにゃに曲がったフェンスも有ったと言い、青山は「津波による被害は、軍事攻撃を受けたのかと思う程、凄まじかった。」と話している。
青山は東電や政府と調整した上で訪問したと説明。

一方、細野豪志首相補佐官は2日の記者会見で、青山の訪問に付いて「政府としてでは無く、個人として入った。今後は無い様にする」と不快感を示したのだ。
青山の撮影した映像が、政府にとって都合が悪い内容だった事や、取材に対する規制も有ったのだろうが、原発関連の情報は政府が管理したいと言う事の現れなのだろう。
しかし、風評被害をを心配するのなら、風評被害が出ない様に情報を隠さず公表すれば良い。
デマ等の噂が拡散するのは、正確な情報が無いからであり、政府や行政機関、そして東京電力は、全ての情報を判り易く公表すべきである。

前にも書いたのだが、米GE社の原発設計者であるデイル・ブライデンボーは、こう述べている。
「原発で深刻な事態が発生した場合は、絶対に体制側の言葉を信じてはいけない。どの国であれ、原発事故は国家的羞恥であるから、真実を公にする事など0%に近い。
だから、市民が独自に客観的情報を集め、彼らの目の前に突き付けなければならない。そう言う行動が無いと大損するのは、我々市民なのだ」とね。
日本の政府や行政機関の情報公開も、この言葉の通りだとすれば、マスコミやジャーナリストの更なる奮起に期待したい。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

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