« 支那の犬、丹羽宇一郎の恥ずべき主張 | トップページ | セクハラ裁判で民主党の仙谷が敗訴 »

2012年6月11日 (月)

多くの宿題を抱えた原発再稼働

今回は当ブログのエントリ、原発稼働ゼロと節電の夏、日本の夏に関連する話なのだが、42年振りに原発の稼働がゼロとなった日本が、原発を再稼働するかどうかで物議を醸している問題に付いて書くとする。

最近の原発再稼働問題を掻い摘んで書くと、夏場の電力需要のピークに電力不足が懸念され、全国の電力会社の中でも突出して影響が大きい関西電力の大飯原発を稼働させるかどうかに付いて、何としてでも早急に原発を再稼働させたい経済産業省、電力会社、経済界、地元自治体と、原発稼働に対する安全対策が十分では無く、原発事故への国民の不安が解消されていないとする周辺自治体との間で激しい綱引きが行われている。

周辺自治体の中では、今、最も勢いがある政治家と言っても過言では無い大阪の橋下徹市長が、原発再稼働に反対と声高に主張していた様子が、再稼働反対の旗手としてマスコミにも大きく取り上げられたのは御存知の通り。
橋下市長の主張は原発再稼働に反対のみならず、原発の存在そのものにも問題提起した事から、反原発派や脱原発派の勢いも増して行き、原発再稼働ありきで動いている電力会社と経済産業省には大きな脅威となっていた。
しかし、である。夏場の停電や計画停電による市民生活への悪影響を苦慮した橋下市長が突如として、夏期限定ながら原発の再稼働を容認する発言をした事で、微妙に風向きが変わった様だ。

そんな中、「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」こと野田佳彦ドジョウ首相は8日に官邸で記者会見し、関西電力大飯原発3、4号機に付いて「国民生活を守る為、再稼働すべきだと言うのが私の判断だ」と表明した。
更に「今、原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と指摘、橋下市長らが求めている夏季限定の再稼働は「国民生活は守れない」と否定した。
野田首相は安全体制に付いて、「東京電力福島第一原発事故の時の様な地震や津波が起きても事故は防止出来る」と述べた。

これを受けて、大阪府と大阪市が設置している「大阪府市エネルギー戦略会議」(座長・植田和弘京大大学院教授)は9日、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働は、節電要請期間の9月迄に限定するよう求める緊急声明を発表。
声明では、「安全をないがしろにし、福島の事故の教訓を全く無視するもの」と批判し、安全性が確認されていない以上、再稼働は必要最小限に留めるべきだとした。

野田首相のコメントにある、原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かないと言う所は、野田首相が大袈裟に言っている訳では無く、概ね理解出来ると思うのだが、福島第一原発事故(福一)が起こってから原発再稼働への経緯を見ると、何もかもが余りにも曖昧なまま再稼働に至っているのではと言う強い疑念を感じる。
何せ、福一の原発事故では、事故から約1年3ヶ月の月日が流れたにも拘わらず、未だに関係者が誰一人として責任を取っていないのだから。

民主党政権と電力会社や関係機関の連中を見ていると、誰もが責任逃れに終始しており、議事録が無い事を利用してか、言った言わない水掛け論も行き交い、それはそれは見苦しいものである。
各々の立場の責任者は権威や権力を持っており、権威や権力を持つと言う事は、それ相応の責任が伴う訳なのだが、責任の擦り付けをしている連中を見ていると、そこら辺を理解せず、権威や権力と言う旨味だけを享受している様だ。

日本の空と海と大地に放射性物質を撒き散らし、国民生活に大きな影響を与えた福一の原発事故。
日本の歴史にも残る大きな事故なのだが、原発事故が起きてから関係者や関係機関の体質は改善され、事故を教訓にして日本の原発運営は大きく変わったと言える状況なのであろうか?。
原発を取り巻く体質は何一つ改善されず、夏場の電力不足は喫緊の課題だからとして、国民生活を人質に原発を稼働するだけではないのか?。

今の原発を取り巻く動きを見ていると、夏休みに遊び呆けて宿題が溜まりに溜まった小学生の様に見える。
夏休みが終わりに近付き、気付いたら宿題が山ほど溜まり、慌てふためいているのだが、学校の開始を先延ばしする事は出来ず、多くの宿題を抱えたまま取り敢えず始業式に向かう訳だ。
日本の原発稼働も多くの宿題を抱えているのだが、夏場の電力需要を鑑みれば、原発を稼働しなくてはならず、取り敢えず原発を稼働しましょうか。とね。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言う言葉が有るのだが、福一の原発事故を経験してから日本の関係機関は何か学んだのかね?。
原発運営を抜本的に変えなければならない筈なのに、日本の関係機関は亀の様にノロマで何一つ進歩していない気がする。
大飯原発の再稼働は現時点では本決まりと言う訳では無いが、今の流れでは多分再稼働されるだろう。

しかし、なし崩し的に他の原発も再稼働せず、原発運営の抜本的な改善に向けて今まで以上に尽力せねばならない。
福一原発事故を徹底的に検証して、その結果に基づいて安全対策を進めると共に、関係各位は責任をきちんと取らなければならない。
それらに具体的な進展が見られなければ、大飯原発の稼働は夏期限定が無難である。
書きたい事は犬の糞ほど沢山あるが、今日の所はこの辺で。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

« 支那の犬、丹羽宇一郎の恥ずべき主張 | トップページ | セクハラ裁判で民主党の仙谷が敗訴 »

様々な話題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1547278/45615137

この記事へのトラックバック一覧です: 多くの宿題を抱えた原発再稼働:

« 支那の犬、丹羽宇一郎の恥ずべき主張 | トップページ | セクハラ裁判で民主党の仙谷が敗訴 »