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2013年4月23日 (火)

ボストン爆破テロとボンバーマン

当ブログのエントリ、ボストン爆破テロとチャイナ・ボカン・シリーズボストン爆破テロは映画化決定?にも書いたのだが、米国のマサチューセッツ州ボストンで、4月15日の午後2時50分(日本時間16日午前3時50分)頃、開催中だったボストン・マラソンのゴール地点付近で爆弾テロ事件が起き、3人が死亡、170人を超える負傷者を出す惨事となった。
そして4月20日(日本時間も同)、ボストン警察は逃走していたジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)との激しい銃撃戦に、同容疑者を拘束した。

この爆破テロ事件は、チェチェン系のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)とジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)の兄弟が犯した犯行であり、兄弟は逃走中に警察と派手な銃撃戦を行ったり、爆発物を投げながら逃走している。
特に、爆発物を投げながら逃げる事から「ボンバーマン」みたいなので、マリオとルイージの「スーパーマリオ・ブラザーズ」に対抗して、タメルランとジョハルは「ボンバーマン・ブラザーズ」と呼ばれているとか、いないとか。

このボンバーマン・ブラザーズは、かなり凶悪な兄弟であり、警察と銃撃戦になった現場から、爆破テロに使われた圧力鍋爆弾と同じタイプの爆弾が発見された事も判明。
ボストン市警のデービス本部長は21日、ボンバーマン・ブラザーズが別の爆破事件を計画していた可能性が高いと指摘し、デービスはCBSテレビの番組で「彼らは他の人々も攻撃しようとしていた。これは現段階で私が確信している事だ」と述べている。

ボンバーマン・ブラザーズの兄・タメルランは銃撃戦で19日に死亡し、弟のジョハルは先に述べた様に、当局に逮捕されたのだが、ジョハルの尋問は、重要容疑者を担当する特別チームが担当し、ジョハルが警官隊との銃撃戦で重傷を負い病院で治療を受けている為、回復を待って本格的な取り調べると言い、現在は筆談で遣り取りしている模様。

ニューヨーク・タイムズ紙などの報道に依ると、凶悪なボンバーマン・ブラザーズに対し、米連邦捜査当局は通常の刑事事件容疑者に認める黙秘権などの権利を認めない意向だとしている。
米国では刑事事件の容疑者に対し、黙秘権や、証言が本人に不利な証拠として法廷で使用される可能性、弁護士の立ち会いを求める権利などを通告する手続きが原則として確立され、これは「ミランダ警告」と呼ばれる。

通常の事件では、このミランダ警告を行わない場合は、取り調べで得られた証拠は裁判で使用出来ない。だが、である。公共の安全に関わる場合はミランダ警告の原則に例外が認められるらしい。
ジョハル容疑者は、爆発物を隠していたり共犯者が居る可能性も否定出来ない為、当局は徹底的に尋問し情報を得たい意向だと言う。

この様な特例は、2001年に起きた「米国同時多発テロ」、所謂「9.11」の際にも行われており、当時のブッシュ政権が「テロとの戦争」を開始し、テロ容疑者と見なした人物を令状無しで収容所に長期間拘束し、拷問の様な手段で尋問したとされている。
更に、米国のメディアに依ると司法当局は、ジョハル容疑者の最高刑が死刑となる連邦法の適用を検討していると言う。

世間を騒がした凶悪事件の容疑者に対しては、情け容赦無く徹底的に追及すると言う姿勢は米国らしい。
米国らしいと言えば、ジョハル容疑者を拘束した直後、ボストン警察は公式Twitter(ツイッター)で「確保!追跡は終わった。捜査は完了した。恐怖は去った。そして正義は勝った。容疑者を拘束した」と、高らかに勝利宣言した様だ(笑)。
「逮捕なう」とツイートするなんざ、日本の警察では考えられない対応だろう。

同ツイッターでは、一連の捜査状況をツイートしたり、被害者状況の情報をツイートしたり、街頭カメラに映ったボンバーマン・ブラザーズの顔写真を掲載し、情報提供を求めたりしている。
容疑者との銃撃戦の際には、「ウォータータウンで事件が起きています。家に居て下さい」とか「フランクリンストリートで作戦開始、自宅に居て下さい」と、注意喚起し続けた模様であり、こう言った所も日本の警察では考えられない対応だと言える。

因みに、容疑者拘束の一報が届くと、市民は家を出て警察車両に向かって星条旗を振るなど歓声を上げて事件の解決を喜んだ様で、こんな対応も日本では考えられず、米国らしいと言えるのではないか。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

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